中小企業診断士のデータが示す、高い年収を稼ぎ出す勝ち組の実像

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Q.中小企業診断士になったら、年収はどこまで上がるんでしょうか?

 

A.「士業」の中では高いほうだと考えてもOKでしょう。年収が500~800万円くらいの人たちが中心的であると同時に、もっと上の年収を得ている層も決して少数派ではありません。

中小企業診断士の年収は、ただでさえデータが少ないです。しかし、少し古いですが平成17年に実施された「社団法人中小企業診断協会」のアンケート調査を見ても決して悪くない状況にあることを確認できます。

中小企業診断士以外の士業系資格でも、平均年収が500万円を超えることはまったく珍しくありません。
しかし! ここでポイントとなるのは次の2点でしょう。

1.高い年収を得ている層が、決して少なくない
たとえば「平均年収が500万円~600、700万円程度だったら、それより上の年収を取っている『勝ち組』がめっきりと減ってしまう」といったパターンがあります。
しかし中小企業診断士にはそれはあてはまりません。「年収が801~1000万円の層」や「年収が1001~1500万円の層」の人数だって、けっこういることが判明しています。「ごく一部の限られた勝ち組が、全体の年収をつり上げている」わけではないのです。

2.低年収にとどまっている層が多すぎない
士業の中には、平均年収が400万円以下の層がかなりいるケースがある、なんてよくいわれてきました。
中小企業診断士の場合も、年収400万円以下が累計すると三分の一くらいになることは否定できません。しかしこれくらいなら数々の資格の中では決して悪い数値ではないでしょう。

※このようなアンケートに参加しない中小企業診断士だって、当然たくさんいるでしょう。その中には、ひょっとしたら全然成功していない人たちがかなりいるかもしれません。しかしそれを言い出したらきりがありませんし、どこの資格だってそれは同じなのです。

ところで、年収が300万円以下や200万円以下といった低収入に甘んじている人たちがいるのはなぜでしょうか? 
就職や転職の都合でキャリアが足りなかったり若かったり、といったケースがありますし、または何らかの理由でほとんど活動していないというケースだってあるでしょう。そして、「開業に失敗した」というケースは常にあります。
それでも、そのような理由はすべての士業資格に共通してみられる現象です。中小企業診断士の場合に、失敗する確率が高いということではありません。

ところで、「高い年収をもらえている中小企業診断士は、いったいどんな人たちなんでしょうか?」そんな質問を受けることがあります。これは難しい質問ですが、以下のような事情が関係している模様ですね。

1.「企業内診断士」の中に、そこそこの勝ち組が目立つ
勤務先に正社員として所属しながら活動する「企業内診断士」の平均年収については、はっきりしたことはわかりません。しかし現職の中小企業診断士から寄せられる情報によれば、1000万円以上の年収を得ているケースは全然珍しくないとのこと。
→企業内診断士としての活動にご関心がある場合は、こちら(企業内診断士について)のページもご参照ください。

2.独立・開業している中小企業診断士の中には、少数派ながら相当の高年収組が実在する
年収2000万円以上となると、企業内診断士にとってもかなり実現が難しくなるようです。ではその稀有な勝ち組を構成しているのは? もともと年収2000万円以上の中小企業診断士はとても少ないのですが、独立・開業して大成功したつわものたちが主力となっているのではないかという指摘が多いです。
→独立・開業による活動にご関心がある場合は、こちら(独立開業の中小企業診断士について)のページもご参照ください。

誤解してはいけないのは……「中小企業診断士の資格を掴み取ったら、自動的に高い年収をもらえる」のではないことです。
たとえば企業内診断士の場合、もともと社内で順調に経験や実績を積んできた猛者が多いのです。資格を取る前から優秀だった人たちが多いというわけです。
しかしこの資格を勉強するなら、いやでも相当の知識や能力をマスターすることになります。それを最大限に活かせるような働き方を自ら計画して、実行することがいちばん重要なことでしょう。

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