中小企業診断士の合格率から、現実の難易度を把握しよう

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Q.中小企業診断士の難易度はとても高いのですか? 受かる見込みはどうなんでしょうか。

A.中小企業診断士の合格率は低いといえば低いですし、難易度が高いことは紛れもない事実です。ただ、試験制度が特殊なため合格率を計算しにくいですし、誤解されていることもあります。それと、受かる見込みがゼロなんてことはありません!

 

中小企業診断士の難易度を語るには、試験の合格率を参照しないわけにはいきません。

<中小企業診断士の合格率/第一次試験の場合>
年度 受験者の人数 合格者の人数 合格率
2007年度 12,776人 2,418人 18.9%
2008年度 13,564人 3,173人 23.4%
2009年度 15,056人 3,629人 24.1%
2010年度 15,922人 2,533人 15.9%
2011年度 15,803人 2,590人 16.4%
2012年度 14,985人 3,519人 23.5%
2013年度 14,252人 3,094人 21.7%
2014年度 13,805人 3,207人 23.2%
2015年度 13,186人 3,426人 26.0%
2016年度 13,605人 2,404人 17.7%

15%台から26%台まで、少し幅があることがわかります。厳しいと「6名に1名の合格率」ですが、甘くなると「4名に1名の合格率」になるといえます。

※科目免除の制度があるため、どれかの科目を受けていない合格者が混ざっていることを忘れてはいけません。ようするに、全受験者を対象としたデータではないわけです。

<中小企業診断士の合格率/第二次試験の場合>
年度 筆記試験
受験者の人数 筆記試験
合格者の人数 口述試験
合格者の人数 合格率
2007年度 3,947人 800人 799人 20.2%
2008年度 4,412人 877人 875人 19.8%
2009年度 5,331人 955人 951人 17.8%
2010年度 4,736人 927人 925人 19.5%
2011年度 4,003人 794人 790人 19.7%
2012年度 4,878人 1,220人 1,220人 25.0%
2013年度 4,907人 915人 910人 18.5%
2014年度 4,885人 1,190人 1,185人 24.3%
2015年度 4,941人 944人 944人 19.1%
2016年度 4,394人 842人 842人 19.2%

第二次試験では、筆記試験から口述試験に進む段階でかなりふるい落とされます。「その段階での合格率」を計算するなら、毎年20%台になっています。

その後、口述試験で落とされる受験者は非常に少ないです(1名も落ちずに済んだ年があるくらいですから)。言い換えますと、口述まで残った段階で、もうかなりの合格力があるとみなせます……ただし油断は禁物ですが。

それでは、毎年の合格率および難易度を知りたいなら、どうすればいいでしょうか? 
前述しているように、受験者によって受けていない科目がある以上、正確なデータを出す方法はこと中小企業診断士試験に関する限りありえないのですが……
いい機会ですから、単純な計算をして全体の難易度を調べてみましょうか(過去3年分だけに限らせてください!)。

計算方法も数種類考えられますが、ここではやはり単純化することにして、2お通りに絞ります。

<第一次の合格率と第二次の合格率を掛け算する場合>
・2014年度は? 
23.2%×24.3%=およそ5.6%
・2015年度は? 
26.0%×19.1%=およそ5.0%
・2016年度は? 
17.7%×19.2%=およそ3.4%

よく、中小企業診断士の難易度は、実質3~4%なんていわれますが、それはこの計算方法だと確かに納得がいきます。

<第二次の合格率を第一次試験の受験者で割り算する場合>
・2014年度は? 
1185人÷13805人=およそ8.6%
・2015年度は? 
944人÷13186人=およそ7.2%
・2016年度は? 
842人×13605人=およそ6.2%

この方法の場合なら少し合格率は楽になるイメージになりそうですね。

いずれにしても、中小企業診断士試験の難易度は山ほどある国家資格の中でもやはりべらぼうに高いです。
それでも、「どうせ受かりそうにないから~」なんて早々とあきらめてしまう必要はありません。簡単にあきらめてしまうのはもったいないですね。こちら のページ(中小企業診断士の勉強法について)こちら ページ(中小企業診断士の通信用育について)から、どうすれば合格に接近できるのかチェックしてみてください。

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