企業内診断士が順調に開業するためにできることとは

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Q.中小企業診断士に受かってから、うまいこと独立。開業する方法ってないですか? 

A.まずは、企業内に残って働きながら少しずつ開業に向けて動いていくという手段があります。いきなり開業するのはたいへんですし、そのほうが無難でしょう。

中小企業診断士に受かったら? エリート社員や幹部社員として評価してもらえる機会が多そうな企業内診断士の道を選ぶ人がけっこういるいっぽうで、「やっぱり、独立の夢にチャレンジしたい!」という人だって毎年必ず出てきます。

それにしても、どうやって開業したらよいでしょうか? これは簡単には答えられません。成功した独立型中小企業診断士にしたって、たどってきたコースはバラバラですから。

あえて書くなら、「しばらくの間社内で働きつつ、少しずつ仕事を増やしていく……」というルートをたどること。このルートで成功したケースはけっこう見かけますね。

では試験合格後に企業内に在籍しながら、やったほうがいいことの説明です。

・コネを開拓していく
コネを増やすことは、中小企業診断士に限らず、どんな職業or資格で独立・開業する場合でも必ず重要なことです! 社員として活動していれば、いろいろな人に出会う機会があるでしょう……内勤であまり外部の人に会えないのなら、できる範囲でいろいろなところに顔を出していくべきです。
もちろん、Webメディアを使って自身のPRをするのはいい手ですね。Webサイトをつくったりソーシャルツールを使ったりして自己PRをし、さまざまな依頼や相談を受けていくのはもはや常套手段です。

・資金準備を進めていく
お金は、おそらくいくらあっても無駄ではありません。独立したら低収入が途絶えることになりかねませんから、社員である間にじゅうぶんに蓄えておくべきですし、独立後に使えそうな資金のルートも手ぬかりなくチェックしておきましょう。

・少しずつ、中小企業診断士としての仕事・実績を増やしていく
社員として働いているのにそんなことはできないだろう……そういう反応がたくさん返ってきそうですが、実際にはこの手を使っている成功者は各地にいます。

たとえば、日中は普通の会社員として働くいっぽうで以下のような活動をすることが考えられます。

1.指導関係
これは、資格の学校や通信講座等で指導者の立場に回るというもの。
教壇に立つなら、拘束される時間が自然と決まってしまうため、本業がある状態ではやりづらい可能性がありますが……そのときは講師の仕事を選ばなければOKでしょう。教材の製作に関与する程度の仕事だってあります(これは下記の、執筆関係と重なります)。

2.執筆関係
中小企業診断士の知識を生かして、さまざまな文章を書く仕事です。現在は、中小企業診断士に文章を書いてほしいと考える人たちが思ったより多い時代に入っています。
雑誌やムック等、またはWeb上の単発の依頼からまずは探してみましょう。運が良ければ連載ができることだってあります。

3.講演・セミナー関係
おおぜいの人たちの前で、設けられたテーマに沿って話をする仕事。これはなかなか実績がないと難しいかもしれませんが、このようなイベントは年間を通して絶えずどこかで開催されています。したがって駆け出しでも声がかかる機会はありえます。

4.小規模なコンサルティング
これは中小企業診断士冥利に尽きる仕事に思えるのではないでしょうか? 中小企業診断士の場合、本格的に開業しなくても単発的・短期的な形でちょっとしたコンサルティングをすることは……実は、じゅうぶんに可能です。

コンサルティングとは系統が違う仕事になりますが、助成金や補助金の申請代行をすることも今ならできます。たとえ駆け出しであっても不可能ではありません。それにこの仕事は単発で受けられますね。

助成金や補助金には種類があり、それによって専門家が異なります。種類が多いため、中小企業診断士に向いている助成金だってあるわけです。とにかく、依頼先の企業のために首尾よく助成金が下りるようにしてあげたら、おそらくその企業から大いに感謝されますし、継続した依頼につながったり、うれしくなるような口コミを流してくれたりするチャンスになるでしょう。

このようにして、少しずついろいろな仕事を引き受けながら顔を売り、さらに自身の評価を高めていくことが開業後に役に立つのです。

※最後に補足となりますが……勤務先企業の副業禁止規定にはとにかく慎重になりましょう! 
 最近は副業を認める企業が増えていますし、大目に見てくれるところもあるようです。
 それでも、企業には就業規則を用いて社員に副業を禁じる権利があります。どこまでなら大丈夫そうか、ちゃんと確かめましょう。
 また、年間で20万円を超える収入になったときは確定申告が必要になりますからその点は自発的に動いて対処しないといけません。

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