中小企業診断士の通信講座を、一発で正しく選ぶには

Q.中小企業診断士を通信教育で勉強したくなってきました。でも、どこの業者を選んだらいいのかわかりません。選び方って大切なんでしょうか? 

A.中小企業診断士の通信は、ちょっと見ただけでは「どれも同じに見える」かもしれません。しかし実際には勉強上の効果が大きく分かれてしまいます。教材の性質等に注目して、正しい選び方を学び取りましょう。

中小企業診断士を勉強するなら、通信講座がその他の方法(独学・通学)と比べてオススメだということは、すでにこちら のページでお話しした通りです! 

では通信に頼るとして、次に直面するのは? 「通信講座をどう選ぶか?」です。
中小企業診断士の通信講座も、今ではかなり増えています。ネットで検索したり、パンフレットを取り寄せたりしても、どこに決めたらいいのかわからない……そんな声はよく耳にするようになりました。

そこで、中小企業診断士の通信講座を選ぶときのポイントをなるべく多めに書き出してみたいと思います。

・費用対効果の高さ
これは「使ってみるまでわからないだろう」そう感じるかもしれませんが……、実は同じくらいの期間の講座でも、試験範囲すべてをカバーした講座でも、会社によって驚くほど受講料が異なるケースがあります。
一般的に、「通学・通信の両方を併設している会社」は「通信だけの会社」より授業料を高めに設定する傾向があります。それは、通学の受講料と通信の受講料の額をあまり変えられないからです。通学の受講料は、校舎を維持する必要があるためどうしても安めにできませんが……そうなれば、通信の受講料も通学と同じくらいの額にする必要があります。
しかし通信しか出していない会社の場合は、それほどコストがかからない模様です。このため「通学・通信の両方を併設している会社」と「通信だけの会社」の間にときとして5~10万円くらいの差が開いてしまうケースがあるのです。

・教材のわかりやすさ
これは当たり前のことを書いているようですが……今ではテキストや問題集は各通信講座会社のWeb上にて、どんな中身なのか見られることが多いです。必ず自分の目で確認しましょう。それと同じで、DVDやWeb動画等の内容も一部だけ公開されているのが普通です。

では、わかりやすさの基準とは? 自分が読んで、または観て理解できるかが最大の鍵ですが、ほかにもあります。

-たとえば、テキストや問題集なら? 
-余白のバランスや図・表の分量は当たり前。もっと大事なのは視覚的な効果でしょう。テキストなら、カラー印刷がじゅうぶんに(5色くらいが目安)してあると読みやすいですし集中力が途切れません(カラー印刷はコストがかかるため、やらない会社がいまだに多いのですが)。
問題集なら、問題と解答の位置を使いやすく配置してあることや、問題を解く時間の目安が書いてあるとおすすめ。特に時間の目安は、「どれくらいの時間で解かないと、間に合わなくなるのか?」そこがはっきりとしますからとても実践的です。

-たとえば、DVDやWeb動画なら? 
-かつて、中小企業診断士の講座に限ったことではありませんが……「教室の講義映像をただ固定カメラで収録しただけの映像」を教材に採用していた通信講座はかなり多かった模様です。
しかしこれでは、長時間見ていると「ダレてくる」という欠点があります。TVの教育番組のようにカメラがよく動いたり、講師の背景にテキストのクローズアップが随時映し出されたりと、演出がしっかりとなされているほうが楽しく再生できるはずです。

・「スキマ時間」を使った勉強のしやすさ
教材をよくチェックするときに、「どれくらい楽に持ち運べそうか?」そこも細かくチェックしましょう。なぜならば、家の中だけではなくて外出中も勉強するような気概がないと、中小企業診断士合格は遠ざかってしまうからです。外出中のちょっとした時間の積み重ねが大事。ただでさえ勉強時間が山のように必要なのですから、暇ができたらすぐテキストを開くような姿勢を持つべきです。

テキストや問題集なら、分冊されていて、1冊が軽く薄くつくられているほうが断然有利ですね。ではメディア教材なら? ポータブルの機材やWebで再生できることが大事でしょう。ノートPCやタブレット端末、スマホで再生できる方法が用意されているなら申し分ありません。

中小企業診断士の通信教育は、誰にとっても無難な勉強法

Q.中小企業診断士の通信講座がありますが、あれで勉強すると合格できるでしょうか? 

A.確実だなんてことはありませんが、誰にとっても受け入れやすい勉強法です。それは断言できますね。

中小企業診断士の勉強法は、独学と通学だけではありません。3つ目の選択肢に「通信教育」があります。通信はいちばんあとから出てきた勉強法ですが、注目度はいまやべらぼうに高いです。

通信のメリットとは? 
・時間と場所は、独学と共通して選び放題
・現職の中小企業診断士をしばしば講師に迎えている点は、通学と共通
・教材が年々進歩しており、通学形式の授業と比べて遜色ない
・よく選んだら、質が高いのに安い会社を見つけられる

通信のデメリットとは? 
・講師が目の前にいないため、質問は直接ではなく間接的に行う必要がある
・サボる性質が強いタイプに脱落のリスクがある点は、独学と共通
・値段や教材の中身をはじめ、会社によって講座の質が大きい

通信教育といえば、かつては添削形式の指導が相場でした。しかし昨今は、添削形式はむしろ下火で少数派に追いやられています。それに代わるように激増したのが、「メディア教材」ですね。

メディア教材とは? 「DVD・Web動画といった映像の教材」だったり「CDやダウンロード形式のデータを使った、音声に頼る教材」です。共通しているのは、講師が授業をするところを撮影or録音してあること。これらがあるため、再生ボタンを押すだけで瞬時に、教室で講義を受けているも同然の状況に身を置けます。質問をじかにできないことを除外すれば、通信は通学と匹敵する勉強法に変わったのです。

自分を律する能力が欠けていると脱落してしまうという意味では独学とあまり変わりませんが、それでも誰でも使えるという巨大な利点があります。学校がない地域でも、通信ならほぼ確実に受講できます。現在は誰に向けても提案しやすい勉強法であること……そこは誰にも否定できないでしょう! 

→中小企業診断士の通信教育をもっと知りたい場合は、こちら で通信講座を選ぶ基準についてご一読ください。

中小企業診断士の学校に通学するのは安全策? そうでもない?

Q.中小企業診断士の受験を控えて、どこかの学校に入ろうと思ってます。やっぱり通学したほうがいいですよね? 

A.中小企業診断士試験は難しいですから、勉強をしっかり教えてくれるところに料金を払って身をゆだねるのは、とても正しい考え方です。ただ、どんな学校でもいいわけではありません。それに学校以外でも、勉強を教えてもらえるところはありますから、よく考えてから選びましょう!

 

中小企業診断士を受験すると決めてから、どこかの学校に「通学」すると言うコースを選ぶ人は昔からとても多かったはずです。となれば、やはりどこかの学校に通学するほうが正解なのでしょうか? 最新の状況から答えを探りましょう。

通学のメリットとは? 
・講師が手取り足取り、中小企業診断士の勉強を伝授してくれる
・学校の教室という、勉強にいちばん適した環境を使える
・わからなかったことを、講師にじかに質問できる機会がたっぷりとある

通学のデメリットとは? 
・お金が相当にかかるため、覚悟が必要
・通える範囲に学校がないと、絶対に無理
・往復の通学時間だけでも体力をかなりロスする上に、自宅での自主学習も必要
・ただ出席するだけで満足しないように、自制心が必要

通学は無難といえば無難な勉強法でしょう。中小企業診断士ほど難しい試験を独学するのは、やはり無茶なものです。となれば? 学校に通って、実際に中小企業診断士の資格を持っているような講師に習ったほうがいい。そう誰もが思うわけです。

ただし……学校に入ったからといってそれだけで安心してしまうのは間違い。通学していたのに不合格になる人だって多いのです。それはどうしてでしょうか? 「仕事が終わってから通学するのがしんどかった」「だんだんと授業についていけなくなった」「授業を聞いていても集中できなかった」といった体験談は本当に多いです。

それなら、どうしたらそのような失敗を避けられるでしょうか? 

・ちゃんと、体験授業に出てから申し込みを決める
体験授業制度を取り入れている学校は増えています。それに参加してみて、「この先生のこの授業なら、理解できそうだし最後までやり遂げられそうだ」と確信を持ってから申し込むべきです。

・学校までの往復の時間や、家での勉強時間、そして毎日の体力の配分をよくシミュレーションする
これは重要ですね! 中小企業診断士の受験者の大半は、仕事や家事等をあれこれと抱えているはずです。その上で、「学校に滞在する時間(≒授業を受ける時間+α)」と「往復の通学時間」、さらに「家で予習・復習をはじめ、自主的に勉強する時間」を、前もって足し算してみましょう。
かなり多忙に、かなり過密スケジュールになる可能性があるはずですが……自分が果たして、どれくらいやっていけそうか? 冷静になって検討してみましょう。ちゃんとした自信を持てないなら、考え直したほうが安全でしょう。

よく考えた結果、なんとなく不安が残る場合は、通学は見合わせたほうがよい可能性があるといえます。それなら? →こちら のページ(中小企業診断士の通信教育について)にて、代替案を説明しています。